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   あけましておめでとうございます。

 

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

昨年は能登半島地震をはじめ自然災害の多い年でした。今年は福岡県西方沖地震から20年目となります。

大きな災害の場合避難所となる福岡市立小・中学校体育館の暑さ・寒さ対策にしっかりと尽力して参ります。

さて秋の衆議院選挙では自由民主党が過半数割れとなり少数与党としての政権運営となっています。

その中で「103万円の壁」がどうなるのか注目を集めています。「103万円の壁」とは所得税の課税と非課税を分ける年収額のことです。仮に178万円になると福岡市の個人住民税は約400億円の減収になると試算されています。もちろん地方自治体の税収が減少すれば地方交付税が増えるので、すぐに福岡市の財政が困窮するということにはなりません。ただ現在でも国は地方交付税の一部を臨時財政対策債で財源措置しています。福岡市の財政は市債残高がピーク時の2兆5,900億円(平成16年)から、現在は1兆8,200億円まで減少していて財政健全化は地方自治体の中でトップクラスです。それに比べて我が国の財政は国債残高も1,100兆円と大変心配な状況です。今回「103万円の壁」は178万円を目指すことで与野党が合意しています。野党が言う通り経済が活性化し国民全体の気持ちが貯蓄にまわさなくても将来も明るい、大丈夫となれば良いのですが・・・。

 

今年は3月に新しく「福岡市民ホール」(須崎公園内)が開館、福岡空港2本目の滑走路が供用開始、4月福岡市立特別支援学校「城浜高等学園」開校、「南部療育センター」開所、学びの多様化学校「福岡市立百道松原中学校」開校となっています。それぞれの施設が機能を発揮して有意義な施設となることを期待しています。

今年が皆様にとりまして充実した1年となるよう祈念致します。

 

謹白

福岡市議会議員

平畑 雅博