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                              新年あけましておめでとうございます。

 

謹啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

昨年はコロナ・インフルエンザが流行しつつも、4年前同様の日常が戻ってきました。

とはいえ、コロナ禍の影響は大きく社会経済状況はもとより、地域行事等もまだまだ従前通りとは行かず、

地域の絆を取り戻すのはもう少し時間がかかるのかもしれません。

さて、全国的にタクシーが足りないと言われており、同様の報道がなされています。

福岡市でもタクシー稼働率が60%を切っており、コロナ禍以降タクシードライバーが減少したことも原因の一つです。

そのような中、ライドシェアという言葉がさかんに議論される様になってきました。簡単に言えば“白タク行為”、

つまり普通1種自動車免許でお客様を送迎し料金を取ることです。確かにタクシーが足りない状況は

何とかしなければなりませんが、タクシー利用者の安全・安心についてどう守っていくのかが最大の課題です。

ライドシェアするドライバーの運転技術が未熟である可能性も否めませんし、万が一の事故の際、整備不良あるいは

当該車両が保険に入っていない場合、誰が責任を取るのか、補償が受けられない可能性も出てきます。

また渋滞緩和について、現在はタクシー協会が福岡ドームや春吉橋・博多駅等で自主ルールにより協力しています。

しかしながらライドシェアありきの規制緩和になれば、色々な懸念が出てきます。

タクシーが少ない地域ではこのライドシェアで便利になる場合もあると思いますが、

タクシー会社の倒産や廃業により結局タクシー不足となりかねません。

早朝や深夜の予約が厳しくなる可能性もありますし、「安全・安心」にコストをかけているタクシーと

ライドシェアでは公平な競争になりません。現在国で議論が進められていますが、

タクシー事業者の意見も聞いて安全・安心を第一に進めていただきたいと考えています。

今春は福岡市動物園に6年以上不在だったゾウが4頭、ミャンマーからやってきます。

3月には西鉄天神大牟田線新駅『桜並木駅』開業。また、7月8月の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が

福岡で開催されます。選手の皆様の活躍を大いに期待したいと思います。

今年が自然災害の少ない平穏な1年であることを祈念して挨拶といたします。

  謹白

 福岡市議会議員   平畑 雅博