福岡市が政府の新規事業特例制度を活用し、特例措置を設けた公道での電動キックボード実証実験です。本来、道路交通法上なら原動機付き自転車と区分されますが、特例で小型特殊自動車とされヘルメットの着用も任意とされています。走行可能エリアは中央区全域となっていますが、昭和通り、明治通り、渡辺通り、日赤通りに関しては走行禁止と自主規制し、さらに最高速度15㎞/ｈと制限されています。右折は原付用の二段階右折が推奨されていますが小回り右折も可能です。つまり右折時は車線の右側か右折レーンがあれば自動車と同じように車線変更して右折レーンに入らなければならないこともあります。特例措置を受けた事業者のキックボードのみが、指定区域だけヘルメット無しで走行できることを一般市民に認知されていない事が課題です。先日、大阪でキックボード使用者のひき逃げ事件がありました。実証実験でも走行できるのは車道のみ（（自転車道・自転車レーンは可）。運転免許・ヘルメット着用は義務です。将来性ある乗り物ですが、まずは安全性とルールの周知が必要であると感じました。